AI Searchの話題、SEOの現実
今日いちばん注目すべきなのは、AI search optimizationが独立した特別なチェックリストにはなっていないことです。Search Engine Roundtableは8月25日、GoogleのJohn Muellerが、Searchにおける生成AIの回答に対して、サイト運営者が特別に対応すべきことは「特にない」と述べたと報じました。これは、5月にGoogle Search Centralが示した方針とも一致しています。SearchのAI機能でも、役に立つ独自性のあるコンテンツと、基本的なSEOのベストプラクティスが引き続き重要だという考え方です。
Search Engine Landが8月24日に公開した調査では、ビジネス面でも同じ傾向が見えます。マーケターの81%は、AI search visibilityの取り組みを今も「SEO」と呼んでいます。一方で、ベンダー側はGEOやAEOのような略語を次々に打ち出しています。サイト運営者としては、「AI SEO」パッケージという名前だけで判断しないことが大切です。実際に何をやるのか、たとえばコンテンツ品質、権威性、crawlability、計測の改善まで説明されているかを確認してください。
技術面の注意点: クローリングとcanonical
小さな話題ですが、Web担当者には参考になる情報もあります。Search Engine Roundtableは、Gary Illyesが、GoogleのクローラーはJSONファイルをダウンロードはするものの、クローリング段階では解析しないと説明したことも取り上げました。解析はその後のインデックス処理で行われます。つまり、わかりやすく言えば、「Googlebotが取得した」ことと「Googleが内容を理解した」ことは同じではありません。
canonicalに関するGoogleの公式ドキュメントも、最近あらためて確認しておきたい内容です。Googleによると、リダイレクトとrel="canonical"は強いシグナルです。一方、sitemapへの掲載はそれより弱く、シグナルが混在すると、どのURLを順位付けに使うべきかGoogleが迷う可能性があります。
Ranking Weather
SERPは落ち着いています。今日の暫定スコアは4.7/10、直近の確定値は4.4/10でした。8月23日に5.2/10まで一時的に上がったものの、すぐに落ち着いています。現状は大きな変動というより、update後の通常の収まり方と見てよさそうです。
今やること
- 8月21日以降のSearch Consoleデータを、8月18日以前の基準値と比較する
- AI Overviewsを原因と決めつける前に、薄い内容、重複、操作的なコンテンツがないか見直す
- 新しい略語を追いかける前に、SEOの基本をきちんと整える