PHP2Shell:サイトを止めるなら、正しい方法で
この48時間、サイト運営者にとって最大のニュースはセキュリティ問題です。10月21日、PHPプロジェクトはPHP 8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35を公開しました。「PHP2Shell」と呼ばれる2件の深刻な脆弱性を修正するものです。PHPはWordPressを動かすプログラミング言語なので、WordPressのサイトも影響を受けます。修正の適用やその準備のためにサイトを一時停止する動きがあり、欧州連合(EU)の政府機関サイトも含まれています。
パッチ適用のためにサイトを止める場合、Googleの助言は明快です。John Mueller氏は、タイムアウトや404、500を返すのではなく、HTTP 503を使うよう勧めています。503は「一時的に停止しています。後でもう一度アクセスしてください」と伝えるステータスコードです。DNSの向き先を変える、CDN側で設定するといった方法なら、PHPを使わずに503を返せるとも説明しています。PHP自体が動かなくなると、この応答も返せないためです。Googleのガイドによると、503は1〜2日、長くても数日程度の緊急停止を想定したものです。また、robots.txtでは絶対に503を返してはいけません。Search Engine Journalも同じ注意点を改めて伝えています。
検索順位はまだ落ち着かず
検索結果は丸1か月、不安定な状態が続いています。当社の計測でも、9月下旬から変動幅は中〜高水準を保ち、再び拡大しています。本日の速報値は7.7。ただし、データが出ているのは12サービス中5つだけで、数値にも大きな開きがあります。SerpstatとWincherが10/10を示す一方、SimilarWebは3.2です。Search Engine RoundtableのBarry Schwartz氏は、10月20〜21日に順位変動をめぐる声が増えたと報告。Googleが未発表のアップデートを実施しているのではないかと見ています。順位が上がったのに、クリック数は通常より60〜70%減ったというサイト運営者もいます。こうした傾向は、ユーザーがクリックする前にAI Overviewsで答えを得ているときによく見られます。
ただし、ツールのデータは慎重に見てください。Nozzleによると、Googleから順位計測ツールに返される検索結果の一部は、欠落こそないものの、内容が誤っているといいます。その割合はピーク時で25%。10月1日以降は、毎日5〜11%で推移しています。
今やること
- **今日中にホスティング事業者へ確認し、**サーバーのPHPが修正済みのバージョンかどうかを確かめてください。
- サイトを一時停止するなら、エラーページではなく503を返してください。
- 今週は、外部の順位計測ツールよりもSearch Consoleのクリック数を重視してください。