AI Searchこそ今の主戦場
いま注目すべきなのは、昔ながらの順位変動ではありません。問題の中心にあるのは、GoogleのAIでの露出が、収益や計測、混乱に直結し始めていることです。Search Engine Roundtableによると、GoogleはAI contribution pilotをテスト中で、AI Overviews、AI Mode、GeminiなどのAI回答に大きく貢献したコンテンツの提供元に、一部報酬を支払う仕組みを試しているようです。これは重要です。今後はクリックを送るだけでなく、コンテンツ利用そのものに対してGoogleが対価を返す流れが出てくる可能性があるからです。ただし、このテストは対象が限られ、仕組みも見えにくいため、小規模サイトの運営者は、現時点で支払いを前提に動かないほうがよさそうです。
この話は、Search Engine Journalが9月13日に報じたSearch ConsoleのAIレポートの問題とも重なります。GoogleはAI機能での表示回数を出していますが、その数字は実態よりわかりにくい面があります。たとえば、ユーザーが実際には見ていなくても、リンクがAIブロック内に含まれていれば表示回数として数えられることがあります。一方で、「Show More」の先に隠れているリンクは、展開されるまでカウントされない場合があります。Google自身もSearch Centralで、AIレポートが2026年8月31日に世界展開されたと案内しており、表示回数、ページ、国、デバイス、日付のデータが確認できます。ただ、サイト運営者が知りたい「本当の見られ方」を把握するには、まだ十分とは言えません。
順位変動は落ち着き気味
SERPの天気は穏やかです。本日の暫定スコアは2.5/10。9月10日の6.1/10の山を越えて、全体としては落ち着いてきています。Search Engine Roundtableは、9月4日に一部サイトで起きた順位とDiscoverの異常な下落が、9月13日に戻ったとの報告も取り上げています。ただ、全体を見るかぎり、今は荒れ相場というより安定局面です。
実務で見るべきサイン
Search Engine Landの9月14日の国際キーワード調査の記事は、基本ですが大事な確認になります。キーワードをそのまま翻訳するのではなく、現地の顧客が実際に使う言い方を調べることが必要です。特に、免許、資格、認証、規制関連の用語はずれやすいポイントです。
GoogleのSearch Centralが9月8日に更新したドキュメントも、同じ方向を示しています。検索体験は地域ごとに異なり、特別な表示枠やカルーセルなども国や地域によって変わります。
まとめ
- 今日は順位を見て慌てなくて大丈夫です。
- AI Search Consoleのレポートは確認しつつ、表示回数をそのまま流入と見なさないでください。
- 海外展開を進めるなら、ページを翻訳する前に、その市場の検索行動を調べましょう。