AI検索の可視性が、いまの空気を左右しています
GoogleのAI検索結果は、以前よりもサイト運営者への配慮が見えるようになってきました。ただ、まだ手放しで歓迎できる状態ではありません。Search Engine Landによると、GoogleはAI Modeでレシピリンクの表示を強化し、制作者名、評価、材料数、画像、目立つリンクなどを追加しました。AIの回答が流入を奪い、訪問につながらないのではないか。そんな不安を抱えるクリエイターへの配慮がにじむ動きです。
この流れに重なるのが、Google Search CentralがSearch Consoleで公開したSearch Generative AI performance reportsです。AI機能内での表示状況について、表示回数、ページ、国、デバイス、日付を確認できます。ただし、現時点では一部のサイトのみが対象です。注意したいのは、Search Engine Roundtableがさっそく最初の計測不具合を指摘していることです。影響が出たのは6月24日のDiscoverとGenerative AI Discoverデータです。この日の数字は、判断材料としてはまだ不安定です。深読みしないほうが安全です。
ツールは進んでいる一方で、順位はまだ大きく動いていません
Google Trendsにも、今日から実用的な改善が入りました。週次、月次、年次での変化を比較できるcomparison chipsが追加されています。中小規模の事業者にとって、これはかなり使いやすい更新です。一時的なトラフィックの揺れなのか、本当に需要が変わっているのかを切り分けやすくなります。
SERPの天候はおおむね穏やかです。本日時点の部分的な変動スコアは4.8/10。直近3日間の確定データも、いずれも5未満に収まっています。Sistrixなど一部の計測元ではやや強めの変動が出ていますが、6月後半の荒れた時期を過ぎると、全体としては落ち着いた状態です。
spam updateの後味
June 2026 spam updateは、GoogleのSearch Status Dashboardによると6月26日に完了しました。期間はおよそ2日間です。Search Engine Journalは、この更新が全世界、かつ全言語を対象に適用されたと伝えています。6月24日以降にトラフィックが落ちているなら、通常の順位変動と片づける前に、情報量の薄いページ、誤認を招く施策、低品質な量産コンテンツがないかを先に見直すべきです。
まとめ
- AI機能での可視性は確認すべきですが、6月24日のSearch Consoleデータには過剰に反応しないでください。
- レシピ系、出版系、コンテンツ系のサイトは、画像、著者情報のシグナル、評価情報、わかりやすいページ構造を改善する余地があります。
- 今日は順位の動きは落ち着いていますが、spam update後のランディングページの様子は引き続き追っておくべきです。