AI Searchがいま一番大きな変化です
この週末で最も大きいシグナルは、新たな順位変動ではありません。続いているのは、AI searchによる圧力です。6月19日にSearch Engine Roundtableが伝えたGoogle Search Central Live Milanの要点では、サイト全体の品質シグナル、ありきたりではないコンテンツ、Search ConsoleでのAIレポート、有料記事の扱い、そしてAI Overview経由のクリックは、より関与度の高い訪問につながる可能性があることが話題になりました。実務で見るなら、薄い焼き直し記事や量産型の「おすすめまとめ」は価値を失いやすくなり、独自取材、専門的な掘り下げ、実体験に基づく情報の重みが増している、ということです。
出版社はいまAI Boxとのスピード勝負に入っています
6月18日のSearch Engine Landの記事を見ると、いまは公開スピードが重要だとはっきりわかります。USA Todayは、ワールドカップ関連のニュースに備えて編集可能なテンプレートを事前に用意し、AI Overviewsが速報需要を取り込み切る前に公開できる体制を整えています。これはメディア企業だけの話ではありません。自社が速報性のある検索、商品リリース、イベント、地域情報に依存しているなら、公開が遅いほどGoogleが先に答えを出し、サイトには残りの流入しか来なくなります。
一方で、別のSearch Engine Landのレポートでは、Google AI Overviewsがブランド自身の「best software」系リスト記事を引用しながら、実際には競合を勧めていたケースが、分析対象の**69%**にのぼりました。自社に都合のいい比較ページには頼れない、という厳しい警告です。
spam対策はさらに賢くなっています
Search Engine Journalは6月19日、Googleの研究が、1ページ単位ではなくサイト群やネットワーク全体のパターンも含めてAI spamを見抜く方向に進んでいると報じました。要するに、複数サイトにAIページを大量投入するやり方は、以前より見つかりやすくなっています。
Google自身のSearch Centralの更新も、この流れを裏づけています。Search Consoleでは、一部サイト向けに生成AI関連のレポート提供が始まっており、AI機能における表示回数、ページ、国、デバイス、日付を確認できるようになっています。
まとめ
変動の激しさはやや落ち着いており、現時点の部分スコアは4.5/10です。過度に慌てる局面ではありません。汎用的すぎるページ、自社アピールに偏ったページ、AIで雑に量産したページを見直しましょう。そのうえで、一次情報の裏づけを強め、鮮度が重要なテーマは公開を早め、Search ConsoleでAI経由の可視性データを追うのが得策です。