AI Searchの見え方が、ようやく測れるように
今日のGoogleの大きな動きは、AI Searchでの可視化です。従来のような順位変動が話題の中心ではありません。Google Search Centralは、生成AIでの表示状況を確認できる新しいSearch Consoleレポートを発表しました。AI Overviews、AI Mode、Discover内のAI機能に表示された際の表示回数、ページ、国、デバイス、日付を確認できます。
ただし重要な条件があります。Search Engine Landによると、この機能はまずイギリスの一部のサイト運営者から提供が始まり、クリックデータは含まれません。つまり、全体を詳しく把握できるdashboardというより、まず状況をうっすら確認できる程度です。それでも、自分のページがGoogleのAI回答に使われているかを実務レベルで確認できる手段としては、これが初めてです。
イギリス発の規制が流れを変えつつあります
Googleはあわせて、生成AI Search機能への表示や参照元としての利用をサイト側で除外できるSearch Consoleの切り替え機能もテスト中だと明らかにしました。通常の検索順位には影響しないとされています。
イギリスのCMAは、これは出版社側がAI利用、クレジット表示、指標の扱いをより細かく管理できるよう求めた新たな行動要件を受けた動きだと説明しています。規制の話に見えますが、影響はイギリス国内にとどまりません。イギリスで始まった仕様や運用が、その後ほかの地域のひな型になることは珍しくありません。
順位変動はまだ落ち着いていません
2026年5月のcore updateは6月2日に完了しました。期間はおよそ12日間です。Search Engine Roundtableは、6月2日に再び大きめの変動があったと報じています。一方でSearch Engine Journalは、現場では3月より強い更新だったという見方がある一方、1日単位の動きを過大に読まないほうがよいと指摘しています。
現時点の変動は5/10、前日は6.7/10。ピークは越えつつありますが、まだ完全に穏やかとは言えません。
今やること
- core updateの影響を判断するのは、6月9日ごろまで待ちましょう。
- 総トラフィックだけでなく、ページ群ごとの動きを確認しましょう。
- Search ConsoleにAIレポートが表示されたら、国別・ページ別の表示回数を追いましょう。
- AIでの表示をブロックする判断は、事業上の理由が明確な場合に限るのが無難です。