AI経由の露出が測れるように
いまのSEOでいちばん大きい変化は、GoogleのAI検索面での表示状況が見えるようになってきたことです。GoogleのSearch Consoleにある生成AI関連レポートとAI向けの設定は、6月から段階的に始まり、2026年8月31日時点で世界展開済みと案内されています。Search Engine Land、Search Engine Roundtable、Search Engine Journal、そしてGoogle自身のSearch Centralの投稿が示している実務上のポイントは共通です。サイト運営者は、ページがAI Overviews、AI Mode、DiscoverのAI機能にどこで表示されているかを確認できるようになりました。ただし、レポートで見られるのは表示回数、ページ、国、デバイス、日付までで、クリック数やクエリは含まれません。
これは、見た目だけのdashboardが1つ増えたという話ではありません。AIの回答が流入を置き換え始めているのではないか、と気にしていた出版社や事業会社にとっては、まず状況を把握する手がかりになります。情報はまだ十分ではありませんが、何も見えないままよりは前進です。
順位変動はおおむね落ち着いたまま
SERPの荒れ具合は、今のところ穏やかです。本日時点の部分的な変動スコアは4.7/10。これは12社中6社のデータに基づくため、確定的な判断ではなく速報値として見るのが適切です。直近でまとまって確認できる期間では、8月28日以降、おおむね通常の範囲に収まっており、小さな揺れはあっても広範囲の順位変動は起きていません。1つ強めのシグナルを出している提供元はありますが、全体で見るとフラットです。
見るべきは順位だけではない
Search Consoleの新しい切り替え設定では、サイト運営者がGoogleの生成AI機能への表示を停止できます。ただしSearch Engine Landによると、除外するとAI機能経由のトラフィックや表示回数も失うことになります。一方でGoogleは、AIでの露出でも標準的なSEOの基本は変わらないと説明しています。
もう1点、注目しておきたい動きがあります。Search Engine Journalによると、Rank Mathは、WordPressの認証情報作成に関する懸念を受けて、物議を醸していたサポートエージェントを停止しました。SEO pluginにAIエージェントの権限を持たせるなら、権限管理は慎重に見るべきです。
まとめ
今週はSearch Consoleを確認してください。AIレポートが表示されているなら、まず主要ページの現状を記録しておくのがおすすめです。明確な事業上の理由がない限り、AIでの露出をむやみに止めないほうがよいでしょう。