順位変動は落ち着き気味、それでも現場はざわつく
Google検索結果は、計測上は落ち着いていても、現場ではまだ乱れているように見えます。今日の暫定ボラティリティスコアは4.2/10で、通常の範囲です。確定スコアも、ここ最近続いていた5/10前後の水準から下がってきました。
ただし、Search Engine Roundtableによると、6月8日から12日にかけて少し不自然な動きがありました。多くのトラッキングツールでは大きな変動が出ていないのに、SEOコミュニティでは強い変動を感じる声が続いていたとのことです。つまり、今週トラフィックが上下したとしても、すぐに自サイト固有の問題だと決めつける必要はありません。怖い1時間の動きではなく、数日単位の傾向で判断するのが大切です。
Search Consoleの見え方が少し改善
実務面でいちばん大きいのはここです。Search Engine Roundtableによれば、Search Console Links reportで、ここ数週間おかしかったリンクデータがようやく新しい正常な状態で表示され始めたようです。リンク数が極端におかしく見えていた場合は、リンク整理や削除の判断をする前に、まず再確認しておくべきです。
また、Google Search Centralは6月12日付で、テネシー州の中小企業向けに、SearchでWebコンテンツが削除または制限された際の通知に関するドキュメントを追加しました。一方、6月のSearch Console関連でもっと大きな話題は、generative AI performance reportsの限定公開が続いていることです。AI Overviews、AI Mode、Discover AIにおける表示回数、ページ、国、デバイス、日付が確認できるようになっています。
本当の天気を動かしているのはAI Search
Search Engine Landの6月12日の記事では、いま可視性を左右しているのはキーワードだけでなく、プロンプトでもあると指摘しています。B2Bページには比較データが必要で、ecommerceページにはクロール可能なレビューと具体的な商品情報が求められます。中身の薄い会社案内のような曖昧なコピーは、AIの回答ではますます見えにくくなっています。
Search Engine Journalは、さらに2つの圧力を挙げています。AI Overviewを日常的に使うユーザーは、たまに使うユーザーよりも引用元をクリックする傾向がかなり強い可能性があります。その一方で、AI botはサーバーコストの増加やAnalytics上のノイズも生みます。特に、カート、絞り込み、サイト内検索のような動的ページにcrawlerが集中すると影響が出やすくなります。
いまやること
上位ページを見直し、具体的な事実、表、レビュー、専門的な知見がきちんと入っているか確認しましょう。そのうえで、無駄の多いAI crawlerがいないか、サーバーログもチェックしておくべきです。空は穏やかでも、空気は確実に変わり始めています。