Ranking Weather
検索順位の動きは、強めですが壊滅的ではありません。本日時点の暫定ボラティリティは5.9/10。一方、直近で確定している5月9日は6.9/10で、5月5日以降は上下しながらも全体として上昇傾向です。これは、Search Engine Roundtableが5月8日に伝えた内容とも重なります。複数の計測ツールで順位変動の強まりが出ており、SEO界隈でも、結果の不安定さ、原因が見えにくいトラフィック減、一部の検索でスパムっぽいページや関連性の低いページが上がってくる、といった声が出ていました。
サイト運営者にとって今は、「dashboardはよく見る、でも慌てて直さない」が基本です。週末にトラフィックが動いたなら、総セッション数だけでなく、クエリのまとまりとランディングページを並べて確認してください。1日だけの上下では実態を見誤ります。
FAQ Rich Results Fade Out
この48時間で最もはっきり確認できたGoogleの変更は、FAQ rich resultsの廃止です。Google Search Centralによると、FAQ rich resultsは2026年5月7日をもってSearchで表示されなくなりました。Search ConsoleのレポートとRich Results Testの対応は6月に終了し、APIサポートは8月で終わる予定です。Search Engine Landも実務面の影響を指摘しており、FAQスニペットで露出を補っていたページは、クリック率の上積みが落ちる可能性があります。
対応として、FAQコンテンツがユーザーの役に立っているなら削除する必要はありません。ただし、FAQ schemaをGoogle流入の打ち手として考えるのはやめたほうがよさそうです。
AI Search Keeps Pulling Attention
5月6日に出たGoogleのAI Search関連の変更も、週末を通して影響が続いています。AI ModeとAI Overviewsでは、インラインリンクの増加、購読ラベル、コミュニティ視点の表示、デスクトップでのホバープレビューなどが追加されています。Search Engine Landはクリック率の改善余地があると見ていますが、Search Engine Journalの新しい記事では、依然として足りないのはpublisher単位のクリックデータだと指摘しています。
What to Do
今週は、順位、クリック、コンバージョンを分けて追ってください。役立つFAQは残す。FAQ表示が消えたページは見直す。そのうえで、独自の事例、専門的な説明、出典の明記があるページを強化していくのがよいでしょう。