出版社はいま、前提そのものを見直しています
いま検索業界でいちばん大きい話は、順位変動ではありません。問題は信頼です。Search Engine Roundtableは7月23日、大手出版社がGoogle Searchをブロックすべきか検討していると報じました。紹介流入が減る一方で、AI回答が価値の多くを吸収し始めているからです。Search Engine Journalの7月24日のPulseでも、同じ圧力がGoogleの第2四半期決算と結びつけて語られています。Search売上は引き続き伸びたものの、伸びは鈍化しました。出版社側では、クリックにつながらない露出のためにクロールを許可し続ける意味があるのか、という疑問が強まっています。
一般のサイト運営者にとって、ここから読み取るべきことは明確です。Googleからの流入にはまだ価値があります。ただし、以前ほど当てにできるものではありません。 情報記事、レビュー、レシピ、地域ガイド、ニュース系コンテンツに依存しているなら、追うべきなのは順位だけではありません。実際の訪問数、リード、メール登録、そして間接的なコンバージョンまで見てください。
AI SearchがSERPを書き換え続けています
最近のSearch Engine Landのトップページを見ると、話題はほぼ同じ方向に集まっています。AI Max、AI search clarity、entity gaps、commodity content。要するに、Googleを含む検索市場全体が評価しやすいのは、汎用的な「SEO記事」ではなく、構成が明快で、情報整理が行き届き、他ときちんと差別化されたコンテンツだということです。誰のサイトに載っていても違和感のない記事は、ますます埋もれやすくなっています。
変動の大きさもそれを裏づけています。順位変動は7月14日以降、中程度からやや高めの状態が続いており、7月19日には7.2/10まで上昇しました。その後はいったん落ち着いたものの、昨日は5.5。本日時点の暫定値は5.8/10で、まだ確定ではありませんが、不安定さは残っています。
ポリシー動向
Google Search Centralは本日、合意のない偽造画像と、それに関連する順位低下シグナルについてドキュメントを更新しました。主に影響を受けるのは、露骨なコンテンツを扱うサイト、悪用されやすいサイト、ユーザー生成コンテンツを多く抱えるサイトです。ただ、ここで重要なのは別の点です。管理されていない第三者投稿コンテンツは、サイト全体のリスクになり得るということです。
いまやるべきこと
- 順位は安定しているのにクリックが減っているページを洗い出す。
- 独自データ、専門家コメント、ブランドとしての裏づけを強化する。
- フォーラム、コメント、アップロード、第三者コンテンツに悪用の兆候がないか見直す。