順位変動: 昨日の荒れは落ち着きつつあります
Search Engine Roundtableが9月15日の順位急変を取り上げ、トラフィック減少やTop Storiesの不自然な表示、キーワード構成の変化についてコミュニティで話題になっていました。WireBoardの変動ボードでも一部その傾向は見えていますが、数字はそこまで強くありません。9月15日は5.1/10、本日時点の途中集計は3.5/10です。Wincherを除けば、多くの計測元はおおむね落ち着いています。今は大きな嵐というより、一時的な風の揺れと見るのが妥当です。Search Consoleは確認しておきたいところですが、1日だけ妙な動きが出たからといって、慌ててページを直すのはおすすめしません。
AI Searchの計測はまだかなり曖昧です
各ソースを通して見えてくるのは、AI検索での見え方がますます把握しづらくなっているという点です。Roundtableでは、AI ModeとAI OverviewsのSearch Consoleレポートについて、掲載順位やインプレッションの数え方に難しいケースがあるため、今後も変わっていくとJohn Muellerが述べたことを紹介していました。Search Engine Journalも別記事で同じ問題を率直に指摘しており、現状のAI検索レポートでは、サイトがAI回答のどこに出ているかを十分に捉えきれていないとしています。
Search Engine Landの9月15日の記事は、さらに実務寄りです。いまのユーザー行動は、1つのキーワードを検索して1回クリックして終わり、ではありません。追加の質問をしたり、比較したり、画像を見たり、そのまま行動に移ったりします。作るべきなのは最初の疑問だけに答えるページではなく、その次に出てくる疑問まで受け止めるページです。
ショッピングまわりとUXにも変化の兆し
ecommerceサイト向けでは、Googleが商品リスティングのクリック先として、Googleの商品サイドパネルを開かず、そのまま販売元のページへ直接遷移させるテストを進めています。これが定着するなら、商品ページの見やすさ、最新の価格表示、送料の分かりやすさ、構造化データの整備は今まで以上に重要になります。
Search Engine Journalはあわせて、広告体験を測る実験的なCrUX広告体験指標も報じています。見ているのは広告数、表示密度、CPU負荷、ネットワーク負荷です。要するに、広告を載せすぎたページは問題として数値化されやすくなり、見過ごされにくくなるということです。
いまやること
- 昨日のトラフィックは確認する
- ただし判断は3日分の傾向が出てからにする
- 主力の商品ページを、表示速度、価格、在庫、schemaの観点で点検する
- 購入前に顧客がよくする追加質問を整理する
- Cloudflareを使っている場合は、AI crawlerの設定を確認し、学習ブロックのつもりで検索クローリングまで止めていないか見直す
Google Search Centralの直近9月のドキュメント更新では、9月8日付で、aggregatorユニットやcarouselなど地域別のSearch体験が取り上げられていました。主に複数市場で展開する出版社、事業者、aggregatorに関係する内容です。