GoogleがAI Modeへの誘導を強化
Googleは11月6日(金)、AI検索タブにユーザーをとどめるための施策を進めました。AI Modeを開くと「この検索を続ける」と案内し、そのまま検索を続けるよう促しています。同時に、Personal Intelligenceを有効にするよう勧めるポップアップ通知も表示しています。狙いが収益にあるのは明らかです。Search Engine Journalによると、検索事業の売上高は12%増え、検索回数は過去5年で最高を記録しました。GoogleはAI Modeでさらに収益を上げる必要があります。ユーザーがそこに長くとどまるほど、一般のウェブサイトへ流れるクリックは減ります。
その影響を物語るのが、米国の選挙当日の数字です。米国のニュースサイトはこの日、Google検索から4,400万クリックを獲得しました。通常の平日の8倍に相当する流入です。主要な選挙関連の検索では、GoogleはAI Overviewsではなく、開票速報やニュース記事を表示していました。AIによる要約ではなく従来の検索結果が表示されると、サイトへの流入は大きく増えるのです。
検索順位の変動は1か月続く
当社の計測では、この1か月、検索順位は中程度から高い水準で変動し続けています。変動スコアは10月上旬に7.9近くまで上がり、10月26日ごろには6.2に下がりました。今週はやや落ち着いています。今日の速報値は約7ですが、計測ツールによって状況は分かれています。最大級の変動を示すものもあれば、落ち着いているものもあります。10月には、Googleが更新を認めていない大きな変動が何度かありました。業界では、次のcore updateの実施待ちとの見方が出ています。
押さえておきたい技術面の注意点
- 意図しないエラー: Gary Illyes氏によると、重要なURLが4xxステータスコードを返した場合、Googleは「すぐにインデックスから削除されないよう、一時的にそのURLを保護する」ことがあります。そのため、短期間は検索結果に残ります。4xxは「ページが見つかりません」などのエラーを示します。
- ボットによるクリック: 今月、Search Consoleのクリック数が急増していても、実際の訪問者が増えたとは限りません。Search Engine Journalは、11月にGoogle Search Consoleで見られるクリック数の急増は、ボットによるものだと警告しています。
今やるべきこと
- 重要なページでエラーが出ていたら、すぐに修正しましょう。Googleが与える猶予はわずかです。
- 流入増を喜ぶ前に、アクセス解析でも実際の訪問者が増えているか確認しましょう。
- AI検索機能からの流入と通常の検索結果からの流入が、それぞれ全体のどれだけを占めるか追跡しましょう。